木登りよしのブログ

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いつもと違った桜の枝降ろし

土日の2日間、サクラの枝降ろしに行ってきました。全部で4本でした。

伐採屋さんからの依頼です。

 

まずは土曜日からです。ここから始めました。1本目(右)と2本目(左)です。

横方向の枝を降ろして葉張りを狭くする依頼です。この後書いていきますが、保全対象だらけと言うか、保全対象で無い部分の方が狭い現場でした(汗)。

 

1本目は端で簡単なので後回しにして、2本目から始めました。

赤い線は電線群です。まずはロングリムウォークの枝からです。

 

上から見るとこんな感じでした。真下はフェンス、右は電線群です。

 

なので進出しました。幹はあっちの方です。この辺で細かく吊って降ろしました。

ここまでは普段通りです。問題は左上の矢印の枝でした。2個上の画像のドリフトで降ろした枝と書いてある枝です。

 

近すぎて全体は見えませんがこの枝です。ちなみに奥が3本目でこの枝も工夫して降ろしましたので後で書きます。

 

話は戻ってこの枝ですが、隣のアンカーから回頭で降ろそうといつもの小手先でと思っていたのですが、先のアンカーが高さが同じくらいで下の電線群がかわせそうもないことに気づいて、では先のアンカーをリダイレクトにしてミニブロックとタグで3~4mほど平行移動させてからMで降ろすことにしました。

勝手にドリフトとか呼んでいます。

 

仕掛けは単純でこんな感じです。この場面では電線群の他に触れたらすぐに割れてしまうスレートの屋根も近かったですので、いつもの数分の一の大きさで降ろしたりもしました。張ってリフト効果もです。

 

その後反対方向の枝に取り掛かりました。

こちら側も保全対象だらけです。屋根、ガラス窓、テレビのアンテナ、外灯、電線、その他です。

 

屋根の半分は金属屋根で助かりました。奥はスレートです。

この金属屋根に1人登ってもらってどんどん降ろしてきました。

 

こんな感じで降ろせるところまで降ろした後は、

 

この電線と壁とトタンの通路に囲まれた三角形の狭い隙間へ、幹っぽい枝を降ろしていきました。

土曜日はここまでです。

 

そして今日、日曜日です。朝一は1本目の続から始めました。

1本目だけ保全対象がきつくなかったので、お辞儀で淡々と降ろして終了です。

 

次に3本目に取り掛かりました。スレートの屋根に伸びています。奥の木です。

スレートの屋根には乗れないので工夫して降ろしました。

 

2系統そのままでリフトして、伐り放ったら奥のアンカーの下へ。奥の1系統だけだと半径内に屋根が、手前だけだとアンカーの位置が屋根の上です。帯に短し襷に長しを合わせて利用です。

 

この画像だと僕らの苦労が良く分かるんじゃないでしょうか。皆さん屋根は金属のトタンにしましょう。

 

最後4本目です。右奥の屋根に被っている枝です。

 

作業前です。よく見ると屋根が既に割れている部分もありました。

 

左斜め後ろのアンカーを使って降ろしました。

見ての通り、屋根、ガラス、空調の室外機その他、と降ろせる隙間が激狭でした。

 

相当くたびれました。

 

 

 

最後に残ったのはこの1枝です(汗)。

 

写真撮ってる余裕はありませんでしたが、撮りました。アンカーが低めなので、こんな木は進出にも困ります。

 

とこんな感じで保全対象を壊すことも無く無事に終了出来ました。作業後です。