木登りよしのブログ

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間違った道具の選択

植木屋に転職した当時、良くない道具の選択をしてた事について書きます。
 
2010年の年明け位から木登りしての伐採でこの1本吊り安全帯を使い始めました。
 
イメージ 1
高所作業する→落ちないように安全帯が必要だろう→ホームセンターで購入
当時こんな流れで使い始めました。安全帯に1本吊り、U字吊りがあることも知らないままです。
 
で、こんな感じで使ってました。
イメージ 2
 
今になって振り返ると、この1本吊り安全帯は過重を掛けられる構造ではないので、墜落防止以外なんの役にもたちません。しかも右端の画像ではずいぶん下のほうで幹にチョーク掛けしてます。もしこれで落ちたら内臓や腰に深刻なダメージを受けるのは避けられません。つまりほとんど気休めで使ってただけです。
 
過重の掛けられるU字吊り安全帯を使い始めたのはだいぶ経ってからです。今では1本吊りは全く使わなくなり、素登りスタイルの時はU字安全帯(ワイヤーコアで)を使ってます。過重を掛けられる→樹上で両手が使える、ということです。
 
ちなみに先輩らから安全帯についての助言を得られなかったのはたぶんですが、今まで出会った昭和からの庭師達はまず安全帯など使用せず、しかもほとんどの人が所有すらしてない現実があったからだと思ってます。
 
最初からU字安全帯を使ってれば、苦労は少なくて済んだかもしれません。