特にネタもないので、引き解け結び(スリップノット)の紹介です。
この結びが役に立つ場面はいくつかあります。
例えば子供にDRTでクライミングをさせる時は必ずこの結びをランニングエンド側に適当な間隔で結ばせながら登らせていきます。
子供に覚えてるかやらせてみたら、やはり忘れてて出来ませんでした。
何故この結びをするかというと、下降時、ブレイクスを調整しすぎて急激に降下、手が離せなくてそのまま地面まで墜落する可能性があるからだと思います。
例えば車を運転中、雪道でブレーキを踏んで車輪がロック、ペダルを放さなければハンドルが効かないのが頭で分かっていても放せない、、こんな経験がある方はツリークライミングのDRTでもブレイクスが放せなくて地上まで墜落するかもしれません。
これを防止するのがこの引き解け結びです。これを結んでおけばそこで止まります。
ケツに当ててるビレイの右手が引き解け結びの頭に当たったら解いてまた下降、これを繰り返して安全に下降できます。
欠点もあってこの結びが枝などに絡まるとDRTの構造上、下降できなくなります。
僕らはレクで登る以外は滅多に結びません、、。
その他、スローラインにこの結びをしてその部分を持ってスローしたり、洗濯したロープを干す時に結ぶチェンノット(?)のスタートでも使ったりもします。
簡単な結びですが結構役に立ちます。